カレー屋SAKAIのスパイス日記

カレー屋を営むSAKAIが、プロ目線でカレーを語ります。

SAKAIのお店「CURRY THE KITCHEN」と、スパイスのこと。

どうも!カレー屋SAKAIです!

 

親知らず抜きました。

僕のお店「CURRY THE KITCHEN」のすぐそばにある、腕のいい歯医者さんでバシッと抜歯。

 

この親知らずがまぁ、やんちゃな方向に生えていたワンパクなやつだったんですわ。

 

抜いてすぐはそんなに痛みもなかったし、楽勝って思っていたんですけどね。

甘かった。10日たっても全然痛いっす。

痛くて口が開かないの。

カレー食べにくいの。

 

それでも、カレーレビュー動画は撮影しましたよ!

こちらも近々ブログの記事にできると思います。お楽しみに!

 

 

さて、今回は改めて、僕のお店と僕のことをお伝えしようかと思います。

今回は、こんな内容でお届けします!

 

 

 

CURRY THE KITCHEN」ってこんな店

僕は、愛知県一宮市CURRY THE KITCHENというカレー屋を営んでいます。

 

ホームページはこちらです

curry-the-kitchen.com

 

 

オープンは2011年3月20日

途中マレーシアに行って店を閉めていた時期もありますが、今年でなんと10年目を迎えます。

 

 

現在のメニューは、3種あいがけカレーのみ。

決まったメニューを出すのではなく、毎回違う内容のカレーを提供しています。

せっかくあいがけなんで、3種類のカレーは方向性が異なるものをバランスよく組み合わせることを意識しています。

 

 

ある日のカレーはこんな感じ。

 

 

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チキン・青ネギキーマ・シラスとカジキマグロのシーフードカリー



 

おいしそうでしょう。

そうなんですよ、おいしかったんですよ。

 

 

ちなみに、毎回違うものを作ろうとすると、当然ネタが切れてきます。

そんな時は、お客様からリクエストを受け付けたりもしてますよ。

 

 

営業は、現在コロナの影響もあったりラジバンダリで、不定期&予約制のみにしています。(ホームページをご確認ください)

 

さらに、夜は同じ店でピザ屋として営業してもらっているんで、ランチのみの営業っていう。

 

 

なので、常連さんがほとんど。

え、それでやっていけてんの?!大丈夫?!って思いますよね。

 

やっていけるんだな、これが。

そのあたりは、また後述しましょう。

 

 

 


SAKAIが考える、スパイスのバランス感

とろみの少ないサラッとしたカレーが好き

先ほど述べたように、CURRY THE KITCHENには決まったメニューがありません。

 

いつ来ても違う味だけど、でもやっぱりそこには僕SAKAIのこだわりとか好みとかが反映されているわけで。

 

SAKAIの好みは、サラサラ・シャバシャバとしたテクスチャーのカレー。

 

日本の家庭で食べるカレーは、バターや小麦粉を炒めて作ったルーをベースにしているため、シチューのようなとろみがつきます。

 

また、ルーを使わなくてもとろみは出ます。

そのとろみの正体は、だいたい玉ねぎ。

玉ねぎを多めに使用すれば、その分トロッとしたテクスチャーに仕上がるんです。

それから、実はターメリックも結構とろみがつきます。

 

僕は、その両方ともあまり使いません。

玉ねぎをたっぷり使うとコクや甘みが出て、日本人の食べなれた味に仕上がるのですが、僕はあえて少なめにしています。

 

また、ターメリックもカレーに必須と思われているようですが、使わなくても全然おいしいカレーができますよ。

 

意外かもしれませんが、本場のカレーでもターメリックを使わないレシピは山ほどあります。

 

 

カルダモン強めっていいよね

スパイスは、カルダモンを強めにきかせています。

このカルダモンは、清涼感と華やかさ、それからほんのりとした甘みを感じさせるスパイスです。

少量でもしっかり香りが広がるので、カレーに加えると味に立体感が出ます。

 

ザ・カレーという味わいにしてくれるクミンは、ホールで使うのが好き。

唐辛子は辛味とうまみをしっかり出すため、種ごと放り込みます。

 

ほかのスパイスをホールで使うときは、具材を炒める時に投入しています。

後ほどよきタイミングで取り出しているので、出来上がりにはその姿はありません。

 

 

 

それから、エスビーの赤缶は僕が頼りにしているもののひとつ。

30種類のスパイスやハーブを絶妙なバランスで配合しているそうで。

そりゃあもう使えます。

 

ちなみに、赤缶の中にはターメリックが入っていますが、ローストされているためとろみはあまり気になりません。

 

3種あいがけは、バランス感が命

3種類のカレーを一皿に盛りつけるというスタイルなので、バランス感を非常に重視しています。

 

味の構成が似たようなものばっかりだったら、3種あいがけの意味が無いでしょう?

だから僕はメニューを考える時、味の方向性が違うものを組み合わせると決めています。

 

具体的に言うと、

  • スパイスと塩分をきかせる現地系
  • 生クリームなどのクリーミー
  • トマト感多め系

 

この3つで一皿を完成させるということを意識し、バランスよく仕上げています。

 

 

 

 

 

今回はここまで。

次回は、

 僕がカレー屋を続けるうえで、大切にしていること

をお話ししようと思います。

 

飲食店をしている方にとってはもちろん、仕事をするすべての方に通じるお話だと思いますよ。

 

それではまた!

 

 

 

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ぜひ一度おためしください!