カレー屋SAKAIのスパイス日記

カレー屋を営むSAKAIが、プロ目線でカレーを語ります。

【無印良品 スパイシーチキンカレー】は本当においしい?カレー屋がレトルトカレーを本気でレビュー!

どうも、SAKAIです!

 

 愛知県一宮市で、カレー屋「CURRY THE KITCHEN」を営みながら、レトルトカレーのネット販売も行っています。

 

 

さて今回は、「無印良品 素材を生かしたカレー スパイシーチキン」を本気レビューしたいと思います!

 

”スパイシー”って書いてあるだけでそそられちゃう人、僕だけじゃないはず。

 

目次はこちら。

 


無印良品 素材を生かしたカレー スパイシーチキンとは?

 

現地のスパイス使いを学んだ本格派

今や無印良品の看板商品ともいえるレトルトカレー

商品開発にあたっては、日本はもちろんインドやタイに赴き、現地のスパイス使いをしっかり学んできているそうです。

 

今回いただくスパイシーチキンは、インドのミックススパイスである「ガラムマサラ」をしっかり効かせた本格派。

無印良品のカレー売り上げランキングでは、常に上位に入っている人気商品です。

 

ちなみに、現地の味を再現すべく、化学調味料・合成着色料・香料などは使っていません。

 

www.muji.com


無印良品 素材を生かしたカレー スパイシーチキン」の商品情報


まずは商品の基本情報です。

 

  • 商品名:無印良品 素材を生かしたカレー スパイシーチキン
  • メーカー:無印良品
  • 内容量:180g(1人前)
  • 価格:1個 350円(公式サイトによる)
  • 温め方:湯せんで5~7分/器に移して500Wのレンジで約2分

 


無印良品 素材を生かしたカレー スパイシーチキン」を実食!


黒っぽくてサラサラのテクスチャー

まずは見た目をチェック。

かなり色が濃いですね。

ターメリックの黄色みはあまりなく、黒っぽい見た目です。

 

それから、テクスチャーがサラサラ。

日本のルーカレーや乳製品をたっぷり使ったカレーのような、とろっとした質感はほとんど感じられません。

 

 

そして、まず一番に感じた香りはシナモン。

 

僕の脳裏にふと浮かんだのは、上野の名店「デリー」のカシミールカレーです。

こちらの商品よりもっとシャバシャバしていますが、香りと色合いがよく似ています。

スパイスの配合が近いのかもしれません。

 

このバランス感…ただものじゃねえな。

 


シナモン・カルダモン・トマトの酸味

 口に入れると、先ほど感じたシナモンの香りがよりはっきり伝わってきます。

おそらく、シナモンスティックを油に投入して、ていねいに香りを引き出しているんでしょう。

 

でも、もちろんそれだけじゃない。

あとからカルダモンの爽やかな香りが追いかけてきます。

このカルダモン、カレーに少し入れるだけで本当に奥行きのある味わいになるんです。

上品なアクセントを加えられる、唯一無二と言ってもよいスパイスでしょう。

僕も大好きでよく使っています。

 

油はけっこう多め。

スパイスの香りは油に移ります。

だから、香り高いカレーを作るためには油をたっぷり使うことが重要なんです。

 塩味もしっかり感じるし、このあたりで現地っぽさをしっかり演出していますね。

 

 

それから、トマトの酸味も感じます。

本場のインドカレーって、意外とトマトをたくさん使わないレシピが多いんです。

おそらく、食べやすさを重視してあえて多めに使用しているのでしょう。

 

 

 

万人が食べられるギリギリのラインを攻めた辛さ

僕がいちばんすごいなーと思ったのは、辛さのチューニングです。

 

食べ進めるうちに、トウガラシの辛さがジワジワジワジワやってきます。

汗がほんのり額ににじんで、身体が熱くなってくる。

 

でも、「辛すぎて食べられない!」ってほどではない。

それでいて、「これ全然辛くないじゃないか!」っていうクレームもこない。

 

たぶん、これ以上辛味を増やすと、完食できない人が一気に増えてしまうでしょう。

多くの人に受け入れられるためには、辛すぎてはダメなんです。

でも、辛口派が物足りなさを感じるのもダメ。

この 相反する二つの要素をギリギリクリアできる、絶妙なラインを実現していると感じました。

 

さすが無印良品!!さすが人気商品!!

 

玉ねぎのコクと甘みをうまく使い、日本人好みにまとめている

 もうひとつ印象的だと感じたのは、玉ねぎの使い方です。

 

 日本のカレーのCMには「じっくり炒めた玉ねぎの甘み」「飴色玉ねぎのコク」といったキラーワードが登場しますよね。

 

これこそが、日本式カレーの特徴。

玉ねぎをじっくり炒めると甘みやコクが出て、カレーの味わいにボディ感を加えることができます。

この甘みやコクが、日本人は大好きなんです。

 

現地のカレーは玉ねぎをじっくり炒めるということもないし、そもそも玉ねぎの使用量も少なめです。

この商品は、この玉ねぎのボディ感をうまく使って日本人好みに仕上げているなぁと感じました。

 

まさに、

スパイスと塩が主役のインドカレー
コクや甘みを重視した日本のカレーのいいとこ取り

といったところでしょう。

 

やっぱすごいわ、無印良品

 

 

 

【総評】カレー通も大満足!辛さ・香り・うまみの揃った大傑作

 

 無印良品 素材を生かしたカレー スパイシーチキンは、本格的なのに万人に受け入れられる、絶妙な美味しさでした。

 

はっきりスパイシーでしっかり辛い。

シナモンやカルダモンの香りがしっかり立ち上り、それはそれは本格的です。

そして玉ねぎのコクやトマトの酸味など、食べやすさに対する工夫も見られます。

 

現地の味わいに慣れていない方もカレー通も満足できる、レトルトカレーの傑作と言ってよいでしょう!

 

ちなみに僕はライスで食べましたが、ナンもきっと合うと思います。

そのままでも素晴らしい完成度ですが、素揚げ野菜などを乗せるアレンジもおすすめ。

公式サイトでは、つけ麺のスープにアレンジするレシピなんかも掲載されていますよ。

 

 

いやはや、無印良品の圧倒的なクオリティーをまざまざと見せつけられちゃいました。

みなさんも、ぜひ一度お試しください!

 

 


今回本気レビューした「無印良品 素材を生かしたカレー スパイシーチキン」は、

以下のページから購入できます。

 

 

 1袋から買えるのがありがたい。

 

ハマっちゃった方はまとめ買いがお得!

 

スパイシーなのに全く辛くないタイプも!

辛口カレーが苦手な方はこちらをどうぞ。 

 

 

無印良品のカレーは、以下の商品もレビューしています。

よろしければこちらもご覧ください。

 

curry-sakai.hatenablog.com

 

 

 

SAKAIオリジナルレトルトカレーは、

AMAZONのみで販売しています。

気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。