唐辛子調味料の候補たちを試食してみました!
どうも、SAKAIです!
愛知県一宮市で、カレー屋「CURRY THE KITCHEN」を営みながら、レトルトカレーのネット販売も行っています。
さて、前回の記事では
オリジナルの唐辛子調味料を作る!という発表をいたしました。
↓前回の記事はこちら↓
最近は、さまざまな材料を取り寄せて、辛さや風味をチェックしています。
ということで、先日行った試食の様子をお伝えしますね。
まずはスタンダードから攻めていこうということで、鷹の爪を試食してみます。
ホールの鷹の爪を、種ごと電動ミルで挽いてみました。
そういえば、一味唐辛子で種入りのものってあまり見かけないですよね。
辛みは種に集中しているし、種ごと挽くと辛すぎるのかなー…と思いながら試食。
うん、
想像をはるかに超える驚きの辛さだわ。
正直びっくりしました。
鷹の爪って、本当に慣れ親しんだ超ポピュラーな唐辛子です。
それなのに、市販の一般的な一味唐辛子の数倍は辛い。
なんとまぁ、種が入るだけでこんなにも辛いのか。
これ、キャロライナリーパーとかで作ったらとんでもないことになるんでしょうね。
怖い。でもちょっとワクワクする。
↓こちらでキャロライナリーパーについて紹介しています↓
続いて、柚子の皮も挽いてみます!
こういうフリーズドライの柚子皮って、実は持っていると便利です。
茶碗蒸しに乗せたり、ドレッシングに砕いて入れたり、紅茶に混ぜたり。ジャンルを問わず、いろんな料理に使えますよ。
ミルで挽いた柚子皮を、一味とブレンドしてみました。
パンチのある辛さに、爽やかさが加わりました!
一般的な七味には、陳皮、つまりみかんの皮が使われています。
そのため、柑橘と辛みの組み合わせは間違いないと思っていたのですが、想像よりずっといい。
柚子の方が、みかんよりさらにさっぱりとした香りを感じます。
ところでスパイスの基本って、「混ぜすぎない」ことなんですよね。
たくさんの種類をブレンドすると、それぞれの特徴が分かりにくくなる。
だから、僕はいつもカレーを作るとき、シンプルな配合を心がけています。
この唐辛子×柚子皮は、そんな基本に忠実な味でした。
しっかり辛い唐辛子をベースにするなら、このぐらい主張する香りが合いそう。
お互いを引き立てあって、とてもいいバランスです。
そして、花椒も追加!
花椒(ホアジャオ)は、中国の調味料です。
日本の山椒よりも辛みが強く、しびれるような感覚があります。
麻婆豆腐に使うほか、現地では粉状にしたものを揚げ物に振りかけることもあるそうです。
日本では【かしょう】と呼ばれています。
こいつもミルで挽いて、先ほどの唐辛子×柚子皮に混ぜてみます。
すごい、一気に中華なムードが出ちゃった。
しびれるような感覚より、華やかな香りが目立ちますね。
味わいはもちろんのこと、香りだけでも結構な満足感があります。
唐辛子と柚子皮だけのときより、優等生っぽいバランスになりました。
これはこれでよいけど、パンチ力には欠けるかな。
むしろ、さらにゴマとか入れて、より複雑な風味が欲しくなります。
柚子のおかげで和の気配も残っているし、和食にも合わせられそうです。
煮物やうどんなどの味変に使えるかも!
さて、3種類の材料を試食して思ったのが、どれも香りがとても強い!ということ。
やはり挽きたては香りがいいですね。
スパイスにも言えることですが、パウダー状にするとどうしても香りが飛びやすくなります。
パウダー状の商品を作るとなると、このいい香りがどのぐらい続くかも計算しなければいけないということか。
むずかしい。
そして面白いぞ!
今後も試食&研究を続けていきますので、定期的にご報告しますね!
それではまた!!
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