【ナイルレストラン】は、エスニックカレーの原点が詰まっている。カレー屋店主がおすすめする、全国のカレー屋さん②
どうも、SAKAIです！
愛知県一宮市で、カレー屋「CURRY THE KITCHEN」を営みながら、レトルトカレーのネット販売も行っています。
今回は、僕SAKAIが大好きなチキンレッグを使ったカレーを味わえる、
【ナイルレストラン】さんをご紹介します！
ナイルレストランってどんな店？
老舗カレー屋御三家の一角
僕の中で、「東京の老舗カレー屋さんといえば」というお店が3つあります。
カシミールカレーが有名な、上野のデリーさん。
リンク
それから、新宿中村屋さん。
リンク
すごい、どちらもレトルトカレーを展開しているんですね。
今度食べてレビューします。
そして3つめは、
最もエスニックな印象の色濃い、
日本最古のインド料理屋と言われるナイルレストランさんです。
開業は今から1949年。70年以上前です！すご！！
創業者は、インドの独立運動や日印親善に貢献した、A.M.ナイルさんです。
現地のムードをそのまま再現した本格的な味わいは、今なお絶大な人気を誇っています。
開店前に行列ができていることも珍しくありません。
看板メニューは、地鶏もも肉を一本使ったムルギーランチ
こちらの看板メニューは、ムルギーランチ。
ほかのカレーや一品料理もおいしいんだけど、お客様のほとんどがこのメニューを頼んでいます。
ムルギーランチはワンプレートで提供されます。
まず目を引くのは、まるごと1本でーーんと乗った地鶏の骨付きもも肉。
さらに、真ん中にはマッシュルームと温野菜のキャベツ。
シンプルだけど、なんともインパクトのある見た目です。
料理が提供されると、スタッフさんがチキンを骨から外してくれます。
このチキン、ホロッホロなんです。
なんでも、7時間ほど煮込んでいるんだとか。
このほぐしてもらったチキンと、ライスや野菜を混ぜて食べるのがナイルレストラン流です。
スパイシーなのにどこか懐かしい。原点に帰らせてくれる味
お味は、それはそれは美味しいです。
僕は仕事柄、いろんなカレー屋さんに足を運びます。
尖ったスパイス使いや、個性的なバランス感のカレーも好きですし、美味しいと思っていただきます。
でも、ナイルレストランのムルギーランチには、そういうカレーにはない安心感があるんですよね。
かなりスパイシーだけど、どこかが突出しているというわけでなく、とてもまとまりのある味わい。
おそらく使用しているスパイスの種類が多いのでしょう。
ライスもあえて日本米を使っているし、日本人の舌に合わせることを意識しているのかもしれません。
故郷に戻ってきたというか、「原点」って言葉が浮かぶ味わいです。
正直、粗利はめちゃくちゃ大きいと思う
で、こちらのムルギーランチ。
お値段は、税込み1600円です。
この値段設定、正直めちゃくちゃ儲かっていると思います。
チキンレッグは僕も好きな具材のひとつで、CURRY THE KITCHENでもレギュラーメニューにしていたことがあります。
正直、地鶏だとしてもそんなに高価にはなりません。
あ、これはもちろん文句つけているわけじゃないですからね。
そんな値段設定にできるということ自体、味に自信がある証拠といえます。
そして、実際に大人気なわけです。
お店に並ぶお客様は、このチキンカレーを1600円出しても食べたいと思っているんです。
つまり、この価格とこの味に、みんな納得している。
僕もまたしかり。
めちゃくちゃ美味しかったし、大満足でした。
ちゃんとバランスのとれた値段設定ができるナイルレストランさんは、本当に素晴らしいのです。
エスニックカレーの扉を開けるなら、ナイルレストランから始めてほしい
ナイルレストランのムルギーランチは、エスニックなカレーが好きな人には絶対ハマるメニューです。
スパイスの味もしっかり感じられるし、具材もライスも混ぜて食べるっていう体験も楽しい。
しかし僕は、現地っぽいカレーを食べなれていない人に、あえておすすめしたい。
ルーや玉ねぎ、乳製品の旨味が主体の欧風カレーしか食べたことのない人にこそ、ナイルレストランのカレーを食べてほしいんです。
ここのカレーは、エスニックカレー初心者にもやさしく寄り添うことのできる、懐の深さがあります。
エスニックカレーの旅は、ナイルレストランから始めてみませんか。
いつものカレーよりずっとスパイシーだけど、きっとすんなり受け入れられるはず。
ナイルレストランの基本情報
ナイルレストランさんでも、レトルトカレーを出しています。
関東以外にお住まいの方は、まずこちらを食べてみてほしい！
SAKAIオリジナルレトルトカレーは、
AMAZONのみで販売しています。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
リンク
リンク
リンク
リンク
