飲食店は本当に立地が大事?繁盛するお店が実践する4つの工夫
どうも、SAKAIです!
愛知県一宮市で、カレー屋「CURRY THE KITCHEN」を営みながら、レトルトカレーのネット販売も行っています。
前回は、
「物件選びは立地が大事だけど、具体的にどんなところを見ればいいの?」
ってお話をしました。
記事はこちら。
今回は、すでにお店を営業している方の中で、「いや、考えてみたらめちゃくちゃ立地条件悪いわ!」って気付いちゃった人に向けたお話です。
物件選び失敗しちゃったとか、思っていたような人通りがないとか、ちょっと売り上げが伸び悩んでいる方。
諦めるのはまだ早いです。
僕と一緒に、どうすれば繁盛するかを考えましょう。
繁盛しない理由は、立地以外に山ほどあるはず
ネガティブな理由で移転しても成功しない
思い描いていたような売り上げが作れない。
飲食店を経営する人間にとって、これほどしんどいことはありません。
食べてほしいメニューは全然出ないし、お酒もあんまり飲んでもらえないし、そもそも最近は人通りもまばらで新規のお客様が来ない…
そんな風に悩んでいる方も多いでしょう。
そういうときに、「もっと立地のよいところに移転すれば解決するのでは?」と考えたこと、あるのではないでしょうか。
繁華街とか駅近で人がたくさん行き交う場所で、お店の内装もおしゃれに作りこんで。
心機一転再スタートすれば、軌道に乗っちゃうんじゃない?
これはとても危険。
やめときましょう。
「今の場所じゃうまくいかないから移転する」
そういった理由で場所を移して、成功した例を僕はほとんど聞きません。
費用ばっかりかけて、もとのお店と同じような経営状況になったらどうします?
それこそ破産まっしぐらですね。
移転というのは、お店が順調すぎて手狭になったときにするものです。
うまくいかない原因は、本当に立地なのか?
そもそも考えてほしいのは、
「繁盛していないのは、本当に立地が原因なのか」
ってこと。
立地が悪いからお客様が来ない。
立地が合ってないから客単価が伸びない。
そうやって思い込んで、本当の原因から目を背けていませんか?
経営がうまくいっていないお店というのは、うまくいかない要因がいくつも潜んでいるものです。
僕が言いたいのは、立地という「ハード面」ではなく、自分で改善できる「ソフト面」に理由がある可能性が高いということ。
そう、自分の力で、いくらでも工夫・改善できるです。
まずはその可能性にかけて、繁盛しない原因を徹底的につぶしてみませんか?
大事なのは、試行錯誤を恐れないこと
気になったところは一度変えてみる
繁盛しない「ソフト面」の要因は、お店によってさまざまです。
接客態度、清潔感、メニューの見やすさ、照明の明るさ、価格設定、営業時間。
すべてもう一度見直してみましょう。
それで、気になったところをどんどん変えていくんです。
とにかく行動あるのみ。トライアンドエラーでいきましょう。
個人店は、味を変えてもいい
試行錯誤するのは、味も同様です。
僕は、個人店ならどんどん味付けを変えていいと思います。
「こだわりの味」とか「いつ来てもブレない味」とかは、たくさんのお客様がついている大手の飲食店に任せましょう。
味付けにこだわりすぎて型にはめたばっかりに、経営状況が回復しないというケースも充分考えられますよ。
これはもちろん、料理人のプライドに関わってくるセンシティブなところなのですが…
こだわりというのは、時として周りを冷静に見る力を奪ってしまいます。
客観的に見る力がなくなると、お客様の満足度に敏感になれないですよね。
そうなると、「需要と供給がマッチしないお店」に限りなく近づくわけです。
僕は、お客様の満足度に敏感でいるように気を付けています。
だから、味付けもこの10年間、ずっと試行錯誤し続けている。
そうやってトライする姿勢があれば、自然と新しい顧客をつかむチャンスも増えてくるんです。
味を変えるというのは、たしかに勇気がいることですよね。
でも、一歩踏み出してみてほしい。
その先に、「お客様の大きな満足」と「安定した売り上げ」が待っているかもしれませんよ。
宣伝方法を考える
繁盛していない理由が「お店の認知度が低いこと」ならば、とにかく多くの人に知ってもらうことが必要ですね。
最近は、代理店に頼んでたくさんお金をかけなくても、効果的に宣伝する方法がたくさんあります。
SNSは、無料でお店の情報発信ができる非常に便利なツールです。
Facebook・Twitter・Instagramは、ほとんどのお店が利用していますよね。
飲食店を調べる時、これらのSNSで検索する人がかなり増えています。
これは、使わない手はないでしょう。
自分のできる範囲でいいので、定期的に投稿していきましょう。
できれば毎日、習慣にしてしまうのがおすすめ。
文章は短くていいので、とにかく単純接触を増やします。
食事に行きたいな、飲みに行きたいな、そう思いついたときに頭に浮かぶお店になりましょう。
実店舗以外の売り上げを作る
お店の経営は上々だけど、もう少し売り上げを作りたい。
今はいいけど、いつか傾いたときのセーフティーネットがほしい。
そう考えている方には、実店舗以外で売り上げが発生する仕組みを作りましょう。
そう、ECサイトを使った通販です。
ネットで食品を売るには、さまざまなハードルがあります。
たしかに面倒だしややこしい。
しかし、一度仕組みを整えてしまえば、いくらでも売り上げを作ることができるんです。
僕の店みたいに席数が少ないところは、どんなに頑張っても一日の売り上げは上限がある。
でも、ネットならば無限です。
しかも、僕がお店で働いているときも、まかないを食べているときも、お風呂に入っているときも寝ているときも、関係なく売り上げが発生する。
これ、活用しない手はないでしょ。
たしかに、ネット販売は一定のクオリティーがなければ全然売れないし、リピーターもつきません。
でも、そんなシビアな世界である程度の結果が出せたら、実店舗の営業にも気合が入ると思いませんか?
ネット販売の始め方は、また別の記事で詳しく解説したいと思います。
そちらもぜひお楽しみに。
立地に頼らず、常に工夫する姿勢を忘れない
繁盛店を作るには、地道な努力が必要ということがおわかりいただけたでしょうか。
立地条件というのは、お店がうまくいく要因のひとつでしかありません。
自分でできることはないか、改善するところはないか。
そうやって常にアンテナを張る姿勢こそが、お店を繁盛する秘訣といえますね。
今回はここまで。
それではまた!
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